ダッシュボードに戻る →
Founder Analysis × Strategic Report

米倉暁 × WriteVideo.ai
総合分析レポート

キャリア分析 / 企業評価 / 今後の示唆
2026.04.12
Confidential
01 キャリアの軌跡
〜2015頃
エンジニア(4.5年)
コードを書く現場で技術の本質を身体で覚えた。ただし「30〜40代でみんなマネージャーになってつまらそう」と感じ、自ら転換を決意。
→ 技術を捨てたのではなく「土台」にした。ここが後のプロダクト判断力の源泉。
リクルート時代
営業・新規事業開発(NEWRING参加)
「営業力が必要」という自己認識からリクルートを選択。副業制度を活用し、在籍中にドロサツを個人で立ち上げ、軌道に乗せてから独立。
→ リスク最小化しながら実績を作る構造的思考。WriteVideoの資本効率への執着と同じDNA。
2016〜2020
drone supply & control 創業・M&A exit
「ドローンが好きではなく、市場の発展性を見越して参入」と明言。ドローンレンタル国内シェアNo.1「ドロサツ!!」を築き、2020年末にM&A exit。
→ 感情ではなく市場分析で参入を決める経営者。1回exitという「勝ち方を知っている」実績。
2020〜2023
株式会社X創業 / 試行期
XR・メタバース・AI領域で就活ひろば・apotto等を展開。複数の事業を試しながら学習を積み、WriteVideoのコンセプトへと収束していった。
→ 「失敗してきている」という自己認識。この期間の学習コストが今の強さの裏側。
2024〜現在
WriteVideo.ai でPMF達成
ARR5,778万円・ほぼ黒字・希薄化5%・LTV/CAC 9.8x。7,500万円の累計投資で日本のスタートアップとして異常な資本効率を実現。iU客員教授も兼任。
→ 試行期の学習が結実。技術×営業×市場読みの全てが一つのプロダクトに統合された。
02 経営者としての行動パターン
次の波を先読みする
ドローン(2016)→ XR(2020)→ AI動画(2024)。常に市場が立ち上がる直前に参入。好きではなく「勝てる」を選ぶ意思決定軸。
死なない設計をする
副業スタート・資本効率重視・希薄化5%・手元キャッシュ維持。すべてに「倒れない」という構造的思考が貫かれている。
技術×営業の二刀流
エンジニア出身×リクルート営業という珍しい組み合わせ。技術の本質を理解しながら顧客に売れる。日本のスタートアップでは稀な資質。
失敗から修正できる
複数のプロダクト失敗を認め、WriteVideoへ収束させた。失敗を認めながら前進できる経営者は少ない。これが慎重さの正体。
03 WriteVideo.ai 企業評価
評価軸 評価 根拠
ユニットエコノミクス S LTV/CAC 9.8x・ペイバック4.5ヶ月。業界中央値を大幅に上回る
成長速度 A YoY+243%・MoM+14.1%・新規単価上昇トレンド
資本効率 S 7,500万円でARR5,778万円・希薄化5%。CADDiの1/46の投資で同等の入口
プロダクト差別化 A リアルタイムレンダリング×インタラクティブ。特許登録済み
リテンション(NRR) B NRR92%。バグ起因の意図的抑制→改善フェーズへ。伸びしろあり
グローバルポテンシャル S 建設安全教育×インタラクティブという競合空白領域。米国800万人市場
組織・体制 B CS充足率50%・南部依存・キーパーソン集中。自走体制が次の課題
「地味だけど本物。7,500万円でCADDiが350億円かけてたどり着いた入口に、同じ場所に立っている。」
— 今日の分析より
04 今後の示唆:18ヶ月ロードマップ
今すぐ
〜1ヶ月
URGENT今月中に動くこと
PCT出願を井上国際特許商標事務所に指示(期限7/15)。GビズIDプライム発行申請。建設顧客から成果数字を1件取る。インターンオンボーディング資料作成開始。
5月
MAY助成金・採用
東京都外国特許出願助成申請(5/8〜)。市場開拓助成事業申請(5/15〜)。CS+1名採用の求人開始。既存144社へのインタラクティブ案内開始。
6〜8月
INTERNインターン2名始動
Tyler(財務・競合・市場調査)+Christian(GTM・CS・マーケ)。英語LP・デモ動画・ケーススタディ・見込み顧客100社リスト・顧客インタビュー20件。実質ゼロコストで米国市場の解像度を一気に上げる。
9月〜
USA暁さんがアメリカへ
日系建設会社(鹿島・大成・清水・大林のUSA拠点)を最初の入口に。Tyler・Christianが8週間で作った資料・リストを武器に初期10社獲得へ。Procore Marketplace掲載検討。
来年
SERIES AシリーズA調達
アメリカ10社実績+インタラクティブPMF取得後が最強のタイミング。「建設安全教育のインタラクティブプラットフォーム。日本でPMF・ほぼ黒字・希薄化5%・アメリカ展開中」。3〜5億円調達。
検討中
OPTTyler・Christianとアメリカ法人設立
8週間で本気度確認後、ストック付与でアメリカ法人共同創業者として迎える選択肢。ベスティング4年・1年クリフ。CADDiがApple・McKinseyネットワークで作ったものを、WriteVideoはインターンから作る。
05 残存リスクと対処
インタラクティブPMFが取れない
アップセル開始後も既存顧客に使われなければ、アメリカで持っていくものが動画生成SaaSになる。建設安全教育特化の訴求になれない。
HIGH
AIネイティブ競合の参入
今の空白領域に気づいた競合が6〜12ヶ月で参入できる。18ヶ月以内の先行者優位確立が必須。
HIGH
日本事業の自走体制未完
暁さんがアメリカに行くと日本が手薄になる。CS+1名採用とインタラクティブPMFが完了するまではアメリカ本格移動はリスク。
MID
NRR92%の構造
バグ起因という説明は理解できるが、インタラクティブが使われ始めても継続習慣が根付かない場合は同じことが繰り返される可能性がある。
MID
アメリカ展開の未検証
日本での受注パターンがアメリカで再現できるかは未検証。ただしインターンの市場調査で検証フェーズへ入ることができる。
LOW(検証中)
Final Assessment
米倉暁は「見えない実力」を積み上げてきた経営者。
WriteVideoは「気づかれていない本命」だ。
エンジニア→リクルート→ドローンexit→AI。このキャリアは一見バラバラに見えるが、一本の線で繋がっている。「技術がわかる・市場を読む・死なない経営をする・勝ち方を知っている」。これが米倉暁という経営者の本質だ。

WriteVideoは動画生成SaaSではない。リアルタイムレンダリングによるインタラクティブコンテンツ基盤であり、建設安全教育という競合の空白領域に先に立っている。7,500万円・希薄化5%・ほぼ黒字でここまで来た資本効率は日本のスタートアップで類を見ない。

CADDiが製造業で350億円かけてやったことを、WriteVideoは建設安全教育で7,500万円でやった。チャンスは今ここにある。インターン2名・特許・空白領域・24ヶ月のランウェイ。条件は揃っている。

「勝つためにやっている。チャンスが来たら一気に攻める。」――この言葉が本物であることは、今日一日の会話で確認できた。攻める時が来た。
WriteVideo.ai Strategic Analysis — April 2026 — Confidential